第2回スキルアップ講座「危機対応講習」を開催しました!
2018年11月12日(月)に第2回スキルアップ講座「危機対応講習」を開催しました。
NPO法人国際ボランティア学生協会の深山恭介さんと立命館大学の杉村眞子さんを講師に迎え、「ボランティア活動における実践的安全管理について」お話いただきました。
はじめにNPO法人国際ボランティア学生協会についてお話いただき、安全管理についてワークショップを交えながら講習を行っていただきました。
講習は「リスクヘッジについて」「危険予測活動について」「安全管理チェックシートの作成」という流れで行われました。
「リスクヘッジについて」
リスクヘッジは主に金融の世界で使用されていた言葉で危機回避といった意味があります。どのようなリスクがあるか知ることで、予測をたてリスクに対処することができるということを分かりやすく教えていただきました。
参加者の感想には、「活動前や活動中のリスクには気を配っていたが、報告書の作成や活動でお世話になった方へのお礼といった活動後のリスク管理にはあまり気を使っていなかった」や、「どんなリスクがあるか全員で共有する大切さを学ぶことができた」といった声がありました。
「危険予測活動について」
実際に近江楽座の活動写真を使い、写真の中にどのような危険が潜んでいるかを考え、危険なポイントをピックアップ。自分であればどうするか対策を書き出し、全体で共有。全体としての危険を回避するための行動目標を決めていきました。
「安全管理チェックシートの作成」
ハインリッヒの法則の説明いただき、自分が経験したヒヤリ・ハットを書き出し、過去の自分にアドバイスする形で安全管理チェックシートを作成していきました。一覧にして書き出してみると思っていたより多くのヒヤリ・ハットが日常の中にあったのだと気づきました。「今日行ったワークショップをチームメンバーや地域の方とも一緒にやってみたい」という感想のように、このワークショップをチームの活動に置き換えて考えてもらい、実際の活動で活かすことのできる安全管理チェックシートを作成してもらいたいです。
講習を受け、身の回りにある危険についてとそれを回避するためにはどのようにしていけばよいのか考えてもらうことができたのではないかと思います。参加者からは「安全管理の大切さを学んだ」「活動の反省会はしていたが事前にリスクを考えるといったことはしたことがなく新鮮だったし、必要なことだと感じた」といった感想があり、改めて自分たちの活動を安全管理という面から見直す機会となったようでした。
今回の講習を今後の活動、生活の中で活かしていってほしいです。