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「2023年度近江楽座活動成果報告会」を開催しました

             
2024年5月10日(金) 更新

「2023年度近江楽座活動成果報告会」を4月20日(土)、滋賀県立大学交流センターにて開催しました。2023年度、近江楽座で活動した全21プロジェクトが活動報告を行い、「環境負荷削減への貢献」「地域へのインパクト」「学びと学生力の可能性」の3つのテーマについて意見交換を行いました。今年、近江楽座が20周年になるのを記念して、広く参加者を募集したところ、近江楽座のすべてのプロジェクトの学生が一同に会するだけでなく、日頃からお世話になっている地域の皆様や教職員の方にもたくさんお集まりいただきました(参加者約70名、当日のプログラムは下記チラシをご参照ください)。

 

 

 

 

 

 

 

⬆️当日のプログラム(Pdf))

令和6年度公益財団法人電通育英会「助成決定」伝達式

[助成団体名「三津屋町地域活性化プロジェクト]
中嶋毅地域連携担当理事の開会挨拶、プログラム説明に続いて、今年度、公益財団法人電通育英会より助成団体に選出された「三津屋町地域活性化プロジェクト」に対し、滋賀県立大学井手慎司理事長より決定通知の伝達が行われました。

理事長からは「今回の助成金は、学生の活動に対するものとしては非常に高額なものです。これはみなさんの活動の可能性に対する評価が高かったということで喜ばしいものでありますが、この後、社会全体に対しきちんと活動成果等を説明する重い責任もあるということを忘れずに頑張っていただきたい。」との激励の言葉がありました。


                                 
                           
伝達後の記念撮影(左から中嶋毅地域連携担当理事、三津屋町地域活性化プロジェクトの妹尾隆誠さんと假屋心太さん、井手慎司理事長)

 

セッション1[テーマ:環境負荷削減への貢献]

各プロジェクトの活動報告の後、環境負荷削減への貢献について、交流センターホールにて意見交換を行いました。

           司会進行:吉川 直樹先生(環境科学部)

<発表チーム>政所茶レン茶゛ー/BAMBOO HOUSER PROJECT/廃棄物バスターズ/あかりんちゅ/フラワーエネルギー「なの・わり」/犬上川竹林整備プロジェクト/Cebu Parian Project

 

セッション2    [テーマ:地域へのインパクト]

各プロジェクトの報告の後、地域へのインパクトについて、学生の地域活動が地域にとってどのような意味があるのか、ホワイエにて意見交換を行いました。

             司会進行:栁澤 淳一先生(工学部)

<発表チーム>とよさと快蔵プロジェクト/かみおかべ古民家活用計画/沖島RYUBOKU HUT プロジェクト/三津屋町地域活性化プロジェクト/座・沖島/おとくらプロジェクト/日夏里かがやけプロジェクト 

                      

 

セッション3[テーマ:学びと学生力の可能性]

各プロジェクトの活動報告の後、学びと学生力の可能性について、活動を通して得られる学びや学生が潜在的に有している力について研修室にて意見交換を行いました。

司会進行:北野 大輔さん(淡海生物研究会)

<発表チーム>障がい児・者、自立支援共生社会プロジェクト/男鬼里山再生プロジェクト/未来看護塾/ヴォーリズ研究会/内湖の再生と地域の水辺コーディネート/地域博物館プロジェクト/はっしん歴史遺産@近江

                 

 

全体まとめ[各セッション内容を報告]

各セッションの司会進行役より3つの会場で発表された内容の報告が行われた後、井手慎司理事長より全体の総括が行われました。
理事長コメント(以下)
「大学の実験・実習には必ず終わりがありますが、地域活動には終わりが無く、一旦入ると抜け出すことができません。地域の課題は新たに生まれてきており、地域の方一人一人が縦糸だとすると、卒業のある学生は横糸として地域に入り、一緒になって織り上げていく織物のようなものです。目の前にある活動も大事ですが、時には織り上げたものをどういったものであるのか、一度眺めてみてはいかがでしょうか。自分たちの活動が新しい視点で見えてくるかもしれません。1年間お疲れ様でした。次の1年、また、頑張ってください。」
 写真は井手慎司理事長             








写真は左から北野大輔さん、栁澤 淳一先生、吉川 直樹先生、井手慎司理事長

 

交流会[参加者が一同に会し情報交換]

ホールでの全体のまとめが行われた後、ホワイエに移動し、地域の方、学生、教職員等が政所茶レン茶゛ーのメンバーが淹れた政所茶をいただきながら親交を深めました。在来種の有機栽培、手づみといった伝統的農法で栽培された政所茶は香り、味わいが良く、たいへん好評でした。いつも近江楽座の活動を支えていただいている地域の方に感謝致します。