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“近江楽座20周年記念活動報告会「地域活動フォーラム」”を開催しました

             
2025年1月14日(火) 更新

11月30日(土)、本学A7棟・湖風会館を会場に“近江楽座20周年記念活動報告会「地域活動フォーラム」”を開催しました。20周年を記念し学生の「活動報告会(中間段階)」と「地域活動報告」を1日で集中して実施しました。新たに企画された「地域活動報告」では、事前に地域で開催したワークショップの成果を、OB・OGの協力のもと発表しました。また、併せて開催された交流会や記念写真展では、参加者等が近江楽座のこれまでの歩みを振り返り、和やかな雰囲気の中で20周年を祝いました。なお、フォーラムには、学生、教職員、地域の方など約50名の方にご参加いただきました。

◉フォーラムの詳細については➡️こちらをクリック

■開会挨拶 9:10〜9:20            場所:A7棟101講義室
近江楽座専門委員会 委員長 佐藤亜聖 人間文化学部教授
2004年の発足当時から現在までの近江楽座の歴史を振り返り、地域の方々からたくさんの支援をいただいていることを感謝し、近江楽座の実践的な学びが、卒業して社会に出た学生たちの活躍に繋がっているというお話がありました。

 

 

 

佐藤亜聖 近江楽座専門委員会委員長

■PART1学生活動報告(中間報告会) 9:20〜10:50(90分)
場所:A7棟101・102講義室
全21チームが2つのテーマにより2会場に分かれ、今年度前半の活動経過を報告しました(発表時間は1チーム5分以内、質疑応答が2分)。

【セッション1】テーマ:繋いでいくこと  場所:A7棟101講義室
10年以上地域とともに長く歩んできたプロジェクトを集めて発表が行われました。活動を繋いでいくことの意味や関わる人々の変化について意見交換しました。司会進行は本学人間看護学部 米田照美准教授。
(発表チーム:政所茶レン茶゛―、あかりんちゅ、ボランティア部Harmony、未来看護塾、とよさと快蔵プロジェクト、スチューデント・キュレイターズ、かみおかべ古民家活用計画、フラワーエネルギー「なの・わり」、廃棄物バスターズ、おとくらプロジェクト、滋賀県大生き物研究会)







政所茶レン茶゛ーの発表    司会進行の米田照美准教授
【セッション2】テーマ:チャレンジすること  場所:A7棟102講義室
新規プロジェクトを含む発足後10年未満の比較的新しいプロジェクトによる発表が行なわれました。プロジェクトの立ち上げや事業の創出、新たな視点での取り組み等、活動を革新していくことについて意見交換を行いました。              司会進行は地域共生センター谷口嘉之コーディネーター。
(発表チーム:BAMBOO HOUSE PROJECT、はっしん歴史遺産@近江、CEBU PARIAN PROJECT、MINOKAWA CRAFT、座・沖島、沖島RYUBOKU HUTプロジェクト、リソーズ、竹林GAKU、オオリヤロウ、三津屋小家族)

 

 






座・沖島の発表       司会の谷口嘉之コーディネーター

 

■PART2 地域活動報告 11:00〜12:30(90分)
場所:A7棟101講義室
(1)地域ワークショップの報告 
令和6年の9月から11月にかけて、4地域で開催されたワークショップでの成果を、近江楽座OB・OGらが取りまとめ、スライドを使い報告しました。(報告チーム:ボランティア部Harmony、とよさと快蔵プロジェクト、政所茶レン茶゛―、おとくらプロジェクト)
「地域ワークショップでの成果の取りまとめ」
1 ボランティア部Harmony  OB西澤真志さん(報告者)
2 とよさと快蔵プロジェクト OG吉田瑛里奈さん
3 政所茶レン茶゛ー     OB宮崎瑛圭さん
4 おとくらプロジェクト   OB久保晃さん(報告者)

司会:秦憲志(近江楽座事務局)。2、3の報告を代理で行う






ボランティア部Harmony OB西澤真志さん(左)
おとくらプロジェクト  OB久保晃さん(右)










司会進行 近江楽座事務局 秦憲志(とよさと快蔵プロジェクト、政所茶レン茶゛ーの報告も兼ねる)
(2)地域からの報告(その他地域からの報告)、意見交換





会場の様子      会場全体の様子

PART1、PART2の報告が行われた後、101講義室で、これまでの発表の総括(意見交換)が行われました。
<出された主な意見>
・「学生自身が興味関心に基づいて“楽しむ”ことと、同時に、その活動が地域に貢献できること、この両立が重要。」
・「地域と学生がしっかり対話し、コミュニケーションをとることが大切。」
・「プロジェクト同士の連携をより密にする。」など
フォーラム全体を通して“楽しむ”という言葉がよく聞かれ、近江楽座が長く続いた理由となるキーワードの一つではなかったかと思います。

<参加者アンケートの声より(原文のまま)>
・学生たちは入れ変わっていくが、活動はずっと継承されていることのすごさを改めて感じた。それぞれの代のメンバーや地域の人々のがんばりで今までつながっているのだと思った(近江楽座メンバー)。
・続いていくことの力を感じます。1学生については4年間の学生生活の中で、続いていくことの難しさと意義を感じます(地域関係者)。
・各楽座の活動を見て、県内でとても価値ある活動をされていると知りました。ぜひその活動を発信して、いろんな所とつながって欲しいと思いました(一般)。
・分断に向かう社会の中で、近江楽座の活動が学生の、地域の人たちの居場所になっていることが、すばらしいことだと感じましたし、未来につながる重要な取りくみだと改めて感じました(本学教職員)。

■PART3 交流会 12:30〜13:30(60分)         
場所:湖風会館(会議室・談話室)



近江楽座20周年写真展「記憶・語り・つながり」
湖風会館にて開催[期間:11月30日(土)〜12月24日(火)]






写真展の様子











展示会観覧者から寄せられたメッセージ